ゆるっと備忘録

好きなものを好きなときに好きなだけ。

”Pinocchio”考察もどき。

アルバムが発売されてからこの曲のことばかり考えていて、淳太くんの思うツボな気がしますが。笑
考察もどきを記しておこうと思います。


耳で聴いて目で楽しんでという淳太くんの言葉通りまずは何も見ずに聴く。
【ぼく】と【きみ】のラブストーリーかな?という印象。


歌詞カードを見る。
ここで感じた気になるポイントは以下の通り。

  • タイトルに付けられた””の意味
  • 【ボク】と【キミ】、【僕】と【君】
  • 【あなた】と【アナタ】
  • …の意味
  • 【幸せ】と【シアワセ】


次に淳太くんからのヒント。

⇒本来の意味である誇らしいや自慢できるといった意味と、嘘をつくと鼻が伸びるの意味

⇒運命の赤い糸と操り人形の糸

  • ピノキオは自分の鼻が伸びていることに気づいていない

⇒これが一番の”Sad love song”のポイントである

  • 物騒な事件は起きていない

⇒ただの赤い糸のもつれ


以上のことからストーリーを考えていく。

いきなり歌詞カードにない男女2人の会話。
英語に自信がないので推測だけど、
「What's talking that?」
「It's sad love song. Do you like it?」
「Uh-huh?」
「Then why don't we enjoy the rest of the song!?
 Come on! "Pinocchio!"」
みたいな感じだと思う。
悲しいラブソングである”Pinocchio”のストーリーを楽しもうよ!みたいな感じ?
だからタイトルにも””がついてるのかな。題名であることを強調させるような感じかな?


1番。

はじめて会ったその時 ボクの心は奪われた
今すぐキミに近づきたい
はやる気持ちを抑え 忍び足
繋がった糸が 絡まないようにね

やっと夢が叶ったんだ
今じゃボクの隣で キミが笑っている

この後で歌詞カードにない「I am Pinocchio.」

「あなただけ」
腕の中 キミの言葉 そっと耳をなぞった
「アナタだけ」
そうボクも頷いた
幸せな時間 鼻高々
今日もボクは 鼻高々

【ボク】が【キミ】に恋をして夢が叶った。
【キミ】の言葉「あなただけ」に対して【ボク】は「アナタだけ」と返す。
鼻高々なのは【キミ】への恋が叶って自慢げだから?
ただし、セリフ「I am Pinocchio.」のことを考えるとボク=ピノキオとなることから、嘘をついているから鼻高々なのでは?
⇒ここで考えられる嘘とは「アナタだけ」という言葉。


2番。

はじめて会ったその時 僕の心が奪われた
それがはじめての恋だった
ドキドキがバレないよう 忍び足
繋がった糸が絡まないようにね

でもそれもバレてたんだ
今じゃヘタだったねと ボクも笑ってしまう

この後で歌詞カードにない「Are you Pinocchio?」

「あなただけ」
星の瞬いた夜に 僕は君に誓った
「アナタだけ」
そう君も頷いた
腕の中 見えた 鼻高々

【僕】は【君】にはじめての恋をする。
【僕】は【君】に「あなただけ」と誓う。
【君】は【僕】に「アナタだけ」と頷く。
腕の中見えた鼻高々という歌詞から、鼻高々なのは【君】だと推測できる。
⇒【君】が【僕】に嘘をついている。
ここで考えられる嘘は1番と同じく「アナタだけ」という言葉。
さらに、気になるのはまた歌詞カードにないセリフ「Are you Pinocchio?」
その前の歌詞が

でもそれもバレてたんだ
今じゃヘタだったねと ボクも笑ってしまう

であることを考えると、
ピノキオ=君であり、そのことに【ボク】は気づいた。
だからヘタだったねと笑うのでは?
以上のことから時系列は2番→1番であると考えられる。

また、淳太くんからのヒントでもあったように、
【僕】にははじめての恋が結ばれるまで糸は繋がっていなかった。
それなのに「繋がった糸が絡まないようにね」と言っている⇒複数の糸がないと絡まらない。⇒ドキドキを隠して忍び足をしているのは【君】だと考えられる。


Cメロ。

やっとの思いで掴んだ ひとつだけの運命
辿った先で たくさんの糸を手に踊る君が 僕に微笑んだ

その姿に 心を奪われたんだ
ねえ見てよ 今じゃボクの方が上手に踊れるよ


前半部分から考えられるのは、
やっとの思いで叶ったと思ったはじめての恋。
しかし【僕】は【君】が手にしているたくさんの糸の中のひとつであるということ。
=【僕】は【君】にとってたくさんいる相手の中の一人にすぎない。
後半部分から考えられるのは、
その姿に心を奪われた【ボク】(=昔の【僕】)の方がたくさんの糸を手にすることができるようになったということ。
=【ボク】も【君】と同じようにたくさんの相手がいる。
心を奪われたの部分をそのまま捉えていいのか、がちょっと引っ掛かる。
浮気されて純粋な心を失ったとも考えられるかなあ…と。

ラスサビ。

「あなただけ」
星も眠りだした夜に キミと僕が重なった
「アナタだけ」
そう2人頷いた
…幸せな時間

「あなただけ」
僕は君に誓った
「あなただけ」
…シアワセな時間 鼻高々
今日もボクは鼻高々

1番で嘘をつかれていた【キミ】と2番で嘘をつかれていた【僕】が重なる。
【僕】が昔【君】にされていたように【キミ】に対して浮気している。
ただ、「アナタだけ」と頷くのは2人とも。つまり2人とも嘘をついている。
⇒【キミ】がついている嘘とは?

【僕】は【君】に「あなただけ」と誓う。
その後の「あなただけ」は【君】の言葉?⇒【君】にとって…シアワセな時間(=嘘?)
いや、【ボク】の言葉とも考えられる気がする。
【ボク】が【キミ】に対して言ったとすると、【ボク】は浮気しているから「…シアワセな時間」になるし、【キミ】がそれに気づいている。
そう考えると、最後に【ボク】が鼻高々なのもわかる。
【ボク】は誇らしく思っているから鼻高々。ピノキオは自分の鼻が伸びているのに気づいていないから、【キミ】から見て【ボク】は鼻高々。
その2つの意味が込められているのでは…と思ってしまう。


最後に笑っているのは誰か?
女性の笑い声であることからも【キミ】なのではないか。
そうすると【キミ】は【ボク】の嘘に全て気づいているんですよね。




簡単にまとめると、
【僕】ははじめての恋の相手である【君】に浮気されていた。
その姿を見た【僕】=【ボク】もまたかつて自分がされていたように【キミ】に対して浮気している。
【君】が浮気していたことに【ボク】は気づき、「今じゃヘタだったね」と笑う。
【君】がしていたよりも【ボク】の方が上手に浮気できると思っていたけれど、しかしそんな【ボク】の浮気を【キミ】は気づいて笑っている。


そんなストーリーかなと思いました。
結局誰もが誰かに対してピノキオ(=嘘つき)で、自分では上手く踊っていると思っているけど、全部見抜かれている。誰かの操り人形なんだ。
だから自分では鼻が伸びていることに気づかないのかなあ…と。それが”Sad love song”のポイント?


もっと深く考察したかったけど私の頭ではこれが限界!
歌詞カードにないセリフで聴きとれていないところ(Cメロ前とかいろいろ言っているように聞こえる)とか、ラスサビで鼻高々をハモっているのに理由があるのでは…とかいろいろ細かいところも気になるけど、あとはいろんな方の考察を見て楽しみます!
そして4月以降の淳太くんの答え合わせを気長に待とうと思います。